2008年10月22日
資本主義国家の日本と共産主義国家の中国。日本ではネットカフェ難民という言葉が生まれるほど格差が拡大している。改革開放30年を迎えた中国では、個人主義や拝金主義が蔓延し、中国の伝統的概念や社会主義の代表的概念であるマルクス主義といった概念が薄れつつあるという。このブログは日中間の青年たちの傾向を考察したものである。写真は中国で行われたモーターショーの様子。中国では拝金主義が蔓延しているという。
報道によると、日本共産党には毎月1000人ほどの日本人青年たちが入党しているほか、「革命への情熱」を持った人々によるデモ活動の発生率はますます上昇しているという。日本人たちの「左翼的運動」は、不安定な日本社会に対する失望を現している。
関連写真:そのほかの中国で報道されている日本に関する写真
世界第二位の経済規模を誇る日本は、長きに渡って新興資本主義国家として見られていた。しかし、共産主義が新しい潮流として台頭しつつあり、若い日本人たちの蓄積した不満が日本の前景を変えつつある。
日本共産党が言うところによると、「現在、日本人の青年たちの3割は臨時的な仕事しかない。彼らには権利も安全保障も未来もない」そうである。
共産党の吸引力が増強しているもうひとつの裏付けとしては、小林多喜二の「蟹工船」の売れ行きである。2008年1月、蟹工船は突然、爆発的に売れ始めたというが、購入者の8割は青年たちだという。
以上は日本の一部傾向である。では、共産主義国である中国の青年たちはどうかといえば、中国人青年たちの拝金主義はますます強まっている。
改革開放以来30年、現代の青年たちは拝金主義、西洋崇拝主義や個人主義などの概念を持っている。素朴な中国伝統的概念やマルクス主義が徐々に消えかけてきている昨今、中国人青年たちは最も基本的な倫理や道徳、善意を失いつつある。
時間の経過とともに、中国人青年たちは改革解放真っ只中の社会に同化し、汚れ、利己的で冷酷になってきている。個人主義と拝金主義がはびこり、権力と金が何よりも重要、中国人青年たちの目標といえば、出世して財を成すことなのだ。
個人主義や拝金主義は徐々に体を蝕む麻薬のようなものであり、中華民族の魂や中華民族の未来を徐々に侵食する劇薬なのである。
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