2008年10月31日金曜日

個室ビデオ店と構造が酷似 「ネットカフェ行くのも恐い」2

2008年10月1日

建物の形態について消防法の規制は殆ど無い

今回放火があった個室ビデオ店が「マンガ喫茶」(ネットカフェ)と店の作りが酷似していることから、「マンガ喫茶」対する不安も広がっている。ネットのブログや掲示板を検索すると、

「ネットカフェで寝泊まりしたこと何度かあるけど、ネカフェもこういう火災が起きるかもしれないと思うと怖いな」
「ネットカフェとかも怖いよな。初めて行った店じゃ真っ暗でどう逃げればいいのか判らんよ」
「ホテルが満室で仕方がなくネットカフェで泊まろうとおもっているのだけど、この放火の後だからどうしようかと」
など不安を訴えるカキコミが多数出ている。

それならば、客が安心できる店の作りを義務付ければいいはずだが、大阪市消防局は同日開いた記者会見で、

「建物の形態については、消防法の規制は殆ど無い」
と、店の作りに対し口出しができないのだと説明した。今回の火災では避難経路が一方向しかなく、それも惨事の要因になったわけだが、

「二方向避難にする必要性はあるが、消防法的な指導は難しいところがある」
などとし、決め手がないことを強調している。

2008年10月30日木曜日

個室ビデオ店と構造が酷似 「ネットカフェ行くのも恐い」

2008年10月1日

大阪市浪速区の個室ビデオ店で客が放火、25人が死傷する事件が2008年10月1日に起こり、大阪市消防局は市内の個室ビデオ店やマンガ喫茶(ネットカフェ)など、個室で営業する類似施設345か所の緊急立ち入り検査を始めた。個室ビデオ店は、失業して住居を失った「ネット難民」や終電に乗り遅れたサラリーマンなどに使われることが多く、ネットの掲示板などでは「ネットカフェも恐く不安になった」と訴える人が出ている。

「宿泊施設としての指導、査察が必要だ」
事件は鉄筋7階建ての雑居ビル1階にある「試写室キャッツなんば店」の32ある個室の一つから出火。逃げ遅れた男性客15人が死亡、男性客1人が意識不明の重体。男女9人が重軽傷を負った。一酸化炭素中毒と、火傷によるものだった。店内の通路は幅1.5メートルほどで、その両側に一畳半ほどの広さの個室が並んでいる。客は受付でDVDやビデオなどを借り個室で鑑賞するが、出火時間が午前3時頃のため、客の多くは寝ていたのではないか、と見られている。また、通路が迷路のようになっていて、個室のあるゾーンから外へ出る扉も一箇所しかないため、逃げ遅れた客もいたという。

放火したのは無職の小川和弘容疑者(46)。警察の調べに対し、

「生きていくのが嫌になって放火した。他の客が死ぬかもしれないということはわかっていた」
と話している。店のティッシュにライターで火をつけ、自分が持ってきたキャリーバックを燃やしたそうだが、命の危険を感じ自分は逃げたという。この事件の背景について、1日のTBS系ニュース番組「イブニング5」に出演した杉尾秀哉TBS特別解説委員は、個室ビデオ店は「ネットカフェ難民」と同じように失業し、住居を失った人が寝泊りしているケースが多い、などと指摘した。 ジャーナリストの大谷昭宏さんはテレビ朝日の「Jチャンネル」で、マンガ喫茶を含め、こうした店に客が宿泊するのは分かりきった話であり、火災が起きた際の対応を徹底すべきで、

「法の不備というより、法が放置した結果がこれだ。本来、宿泊施設としての指導、査察が必要。今後は、深夜2時を越して営業する(個室のある店舗は)宿泊施設とみなせ!」
と怒りをあらわにした。

2008年10月29日水曜日

石原都知事:「山谷なら200~300円」は認識違い 発言を撤回

2008年10月11日

 石原慎太郎東京都知事は10日の定例会見で、インターネットカフェなどで寝泊まりする「ネットカフェ難民」について「山谷に行けば200円、300円で泊まれる宿がいっぱいあるのに」と3日に述べたことについて「認識が間違っていた」と発言を撤回。三宅島(三宅村)の復興イベント出演料として俳優の岩城滉一さん(57)に1000万円が支払われていた問題については「(金額は)知りませんでした。バイク持ち込みの実費がかなり入っていると思う。妥当だから支出したんでしょう」との認識を示した。

2008年10月28日火曜日

石原語録:知事会見から ネットカフェ難民

2008年10月11日

 【ネットカフェ難民】

 --「山谷に200円、300円の宿がある」という発言について、NPOや台東区が発言撤回を求めている。事実誤認のもとでネットカフェ難民について「ファッションだ」と発言したことについて、改めてどうか。

 ◆「私そう思ってますよ。もっと安いとこあるからそこ行ったらいいじゃないですか。ただね、山谷についての認識はね、宿屋の料金なんかで認識間違ってましたから、これは撤回しましたけどね、それが山谷のイメージ傷つけるとは私は思わないしですね。あなた方はそういうこと火つけてたたいて大騒動すれば面白いかもしらんけど、あんまり世間の本質的な関心そそらないんじゃないの」

 --200円、300円の宿があるかというととんでもない話では。

 ◆「ええ、それは物価の変動でね、当然。しかしですね、都心のそこらの盛り場の中の施設と比べればありますよ」

 --地方から来た労働力に東京は支えられてきているのでは。

 ◆「今ありますよ。ただまかない切れないからね、夏なんか野宿する人いますけどね。数千人の人たちだろうね、日雇い労働で働いている人たち、そういう人たちが東京都の運営を支えていることは否めませんよ」

2008年10月27日月曜日

VIDEO ACT!が3分ビデオを募集中

2008年10月24日

*ビデオアクトmlより

ビデオアクトで募集している3分間の映像「続・自由不平等」が、
締め切り1ヶ月前となりました。

これは3分間の映像を募集し、無審査で上映、パッケージ化、ネットでの公開を
するという企画です。

今回は、2008年11月29日から12月5日まで東京渋谷 UPLINK FACTORYにて開催予定
の「VIDEO ACT! ドキュメンタリー祭」の中で劇場上映されます。

ぜひ、ふるってご応募ください!
http://www.videoact.jp/3min/2008.html

以下、呼びかけ文と募集要項です。

--------- 呼びかけ文 ------------------------------------------------

「格差社会」「ワーキング・プア」「ネットカフェ難民」……
言葉のブームが去っても、状況は解決しない。
ことあるごとに「監視」され、「処分」され、「逮捕」される!
かの国に比べて「自由だ」と喧伝されるこの国家はホントに自由なのか?
歪んだ社会構造の上でのさばっている奴らに映像を叩きつけろ!

【続・ 自 由 不 平 等 】

《 映 像 募 集 中 !》

応募された映像は無審査で
12月1日(月)午後8時30分より
東京渋谷 UPLINK FACTORYにて開催予定の
「VIDEO ACT! ドキュメンタリー祭」の中で上映される

【自由不平等】
VIDEO ACT!では2006年に「自由不平等」というテーマで3分の映像作品を募集し
た。
応募された作品は無審査ですべて上映され、パッケージ、ネット配信により現在
でも観ることができる。
http://jp.youtube.com/group/libertyINEQUALITY
http://www.videoact.jp/3min/index.html

--------- 募集要項 --------------------------------------------------

1.テーマは“自由不平等”について思うこと。
2.時間は3分以内。
3.制作者の国籍、職業などは問いません。
4.制作は個人でもグループでもかまいません。
5.応募は無料です。
6.ご応募の特典として、劇場上映会の入場料を無料とさせて頂く他、頒布用DVD
を進呈いたします。
7.応募するビデオのフォーマットは、
DV(miniDV)、DVCAM、HDV、DVD、S-VHS、VHSとさせていただきます。
8. 既存の映像、音楽を使用する場合は、制作者の責任で著作権の処理をお願い
いたします。
9 応募作品は、劇場での上映会に加え、劇場に来られない方のために、実費で
のDVD頒布も予定しています。DVD頒布は実費で行いますので制作者への金銭的還
元はできません。また、劇場上映会だけのために作品を出し、頒布用DVDには収
録しないという事も選択できます。
さらにYoutube等インターネット上での公開もいたします。下記記入欄でどちら
かをお選びください。
10.映像は郵送でお送りください。郵送費は制作者の負担とさせていただきます。
応募テープ/ディスク等は、頒布用DVDと同時に返却します。万が一のためにバッ
クアップを取られておく事をおすすめします。
11. 締め切り 2008年11月16日(日)

応募・問い合わせ先
141-0021 東京都品川区上大崎4-5-29 VIDEO ACT!
TEL: 03-5496-7088 FAX:03-5496-7078
URL: http://videoact.jp/ e-Mail : info@videoact.jp

以下の項目を記入の上、映像とともにお送りください。

・作品名
・制作者名
・郵便番号
・住所
・Tel.
・Fax.
・E-Mail
・インターネットでの公開(どちらかをお選びください):公開可/公開不可
・頒布用DVDへの収録(どちらかをお選びください):収録可/収録不可
・作品コメント(100字程度)劇場での上映時・ネット公開等で紹介します。

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『山谷の実態把握してない』 知事のネットカフェ難民発言 台東区、区議会が抗議文

2008年10月8日

 石原慎太郎知事が、インターネットカフェに寝泊まりする「ネットカフェ難民」問題をめぐり、「山谷に行けば二百-三百円の安い宿がいっぱいある」などと発言したことを受け、山谷地区のある台東区と同区議会は七日、「(山谷地区の)実態を正確に把握していない」などとして、発言の撤回と謝罪を求める抗議文を都に提出した。

 抗議文では「外国人観光客の利用も増え、山谷のイメージが変化しつつある中、この発言によりイメージが著しく損なわれた」と批判している。

 同日、記者会見した吉住弘区長は「山谷問題への都や区の取り組みに認識がない。東京都のトップがいまだにそういう認識なのは非常に残念」、木下悦希議長も「驚きとともに怒りを覚えた。議会全会一致で提出を決めた」などと話した。

 石原知事は三日の定例記者会見で、日雇い労働者らの簡易宿泊所が多い山谷地区を引き合いに、「そこに行かずに、ファッションみたいな形で(ネットカフェに一晩あたり)千五百円払って泊まって、『大変だ。助けて』と言うのは(どうか)」などと述べた。 (安藤淳)

    ◇

 石原知事の今回の発言について、山谷地区で長年簡易宿泊所を営む男性(76)は「区の抗議は当然」と歓迎した。男性は「昔の山谷の宿泊代は確かに安かったが、今は最も安い所でも相部屋で一泊八百円程度で、大体千円から。二○○二年のサッカーの日韓ワールドカップ(W杯)以来、外国人旅行客の利用が増えるなど、山谷は大きく変わった。石原知事にはぜひ、今の山谷を見に来ていただきたい」と語った。

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